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南さつま市加世田の雰囲気は、GWモードに変わっていた!20230415

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今週のお題「変わった」

加世田保育園前の砂像

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 鹿児島のGW中の催し物の定番として行われているのが、「南さつま市 吹上浜 砂の祭典」である。吹上浜という場所の名前から吹上という地名を意識してしまうと、お隣りの吹上町をイメージしすぎて、昔、僕はこのイベントを見に行く時、間違って吹上町を目指してしまい、かなり遠回りして会場にたどり着いた記憶がある。

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 というのも、細かい変遷は南さつま市関係の方々にお任せするとして、僕が断片的に知っているのは、このイベントはメイン会場をどこにすべきかという点について、試行が繰り返されてきたと言っていい。僕がかなり遠回りした時は、まさに吹上浜の「浜」、つまり海端で行われていた。遠回りしてしまったのも、吹上町の浜と勘違いしてしまった理由による。(笑

 昔、吹上浜海浜公園がメイン会場だった。吹上浜海浜公園という日本三大砂丘吹上浜の名前と海浜と公園をつないだ場所の一角をイメージしてもらえば、その様を察することが出来よう。浜を会場にしていた頃のイベントの発想は大胆でまさに大自然の中にあって、僕は好きだった。しかしながら、イベントを行う方としては、僕のような偏向的愛好者(笑の意見には聞く耳をもてなかっただろう。なぜなら、イベントを準備する者の立場にとっても、イベントにやってくるお客の立場にとっても、やはり大自然は受け止めること自体がリスキーなのである。

前回自然・環境リンク

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 僕としては危険は当たり前!、そこに知恵を働かせて備えればいいと言っちゃうが、現実はそうはいかなかったらしい。砂像製作者も身体的により過酷な状況にさらされていたし、環境的にも例えば強風で砂像が壊れやすいこともあった。観客においては、浜の現状を知らずに来るのでなおさらだ。簡単に言うと、暑すぎたり、風が強すぎたり、雨の日もあったりのまさに自然の影響下で、耐えきれないことから、イベント主催側に不満をぶつけるくらいならまだしも、熱中症で倒れたりする弱者への対応に配慮せざるを得なかった。

 「浜」はキツい!ってことで、近くの屋内運動場的ドームをメイン会場に移した時もあった。屋外展示分と屋内展示分もあり、バランスよく見せることもできたし、光と音を駆使した屋内ならではの魅せ方もできたり、地元の物産展やお店ともつなげたし、経済波及効果もストレートに確認できるほどだった。

 でも、部外者の僕には想像もできない、まだ他の理由もあったと推察されるが・・・・・、メイン会場周辺だけに盛り上がりが集中したり、あるいは集中しすぎてお客をさばききれず、大渋滞を巻き起こしたりなど、傍から見ていてもわかる問題も生じていた。

 

 現在は、南さつま市役所前の広場や駐車場をメイン会場にしながらも、南さつま市内のあちこちに砂像を作れるスペースを配置し、分散化とともに、市内の商店街や商業スペースとの小さな連携を取っている形に移行している。あっ!よく考えてみたら、これも「変わった」ですね。

 画像は南さつま市加世田武田の辺りの砂像の様子である。まだ製作途中であるのは、この像の上方を見て頂ければ一目瞭然。おそらくは四角い小さな棟に何かの顔がまだ下書きのようなタッチで5・6本刻まれている状態でとどまっている。もちろん、本番のゴールデンウィーク(GW)期間中にその完成形をよりきれいな状態で刻み出そうとする製作者の意向は感じられるところであるが、この砂像に関しては、近日、本気で完成しようとする気持ちが表れている。

前回南さつまリンク

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 下掲載の画像にも、同様に完成への強い気持ちが表れている。例年、世界遺産関係・観光地を代表する建築物など、元々が芸術性の高いものを砂を使ってより現物のものに近づけようと製作者ががんばっているのがよく伝わるのが、このイベントの凄いところだ。特に、昨夜からのわりと強い雨に叩かれた後の曇天の本日2023年4月15日、今日の作業に当たっていた製作者の方は、こう語っていた。「あー、やられたね。部分的ではあるけど、雨に流されたよ。形状保存用の固定糊を塗っていたんだけど、太陽の力がもう少し作用しないと固定化がすすまないんだよね~。」でもその言に暗い雰囲気は全くない。これまでもいくつもの小さい修正を重ねながら刻んできたという、ご自身の技に自信を持っていらっしゃるのがよく感じられる。僕の「がんばってください」のお決まりの言に、「はい、やりますよ~」と返す、おそらくは市職員の製作者の方。その帽子とセットの日除けを被った赤いポロシャツ姿に完成への情熱が宿る。今日の天気を見ながらも、雨の合間にでも仕上げてしまおうというくらいの本気モード入りを感じさせた。

 例年、砂像を前にした観客からは「よくここまで細かく刻み込んだね~、模様が繊細すぎる~」という言がよく聞かれる。メイン会場の市役所前にはこれよりもう一回り規模の大きいものや市内の小中学生が作製する大きなポリバケツ一杯分の砂を逆さに固めた大きさのものまで、20基以上の作品がその姿を既に固めつつあった。

前回リンク

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 そう、桜が咲いていた季節はとうに過ぎ去り、木々に新芽がふき出し、光り出す季節に向けて、これらの砂像が南さつま市の市街地のあちこちに現れ出すことで、もうGWモードへ「変わった」という雰囲気を醸し出してくれているのである。渋滞下に本番の完成作品群をみるのもいいが、既に完成に近づいた今の全く混まない時期に、製作者の方にお声かけしながら見て回るのも、また面白いものだ。

前回お題リンク

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カンボジアアンコールワットを模した砂像