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昨夜のコスタリカ戦の負け直後、ある放送局では、「終わったことは仕方がない。日本代表には決勝トーナメントに行けるようがんばってほしい。だから、敗戦のことは置いて、選手たちはリカバリーにまずは務め、スペイン戦に全力で立ち向かう準備と策を講じることに専念すべき・させるべきだ。」という旨の励まし方が行われた。
確かに、日本代表サポーターとしては、日本代表が前向きにスペイン戦に臨める環境づくりとして、敗戦分析や敗因追及みたいなことはせずに、静かに見守りつつ、選手たちの頭の中やチーム内の雰囲気を切り換えることができるように、彼らの力の発揮を信じて待つことが、1番、彼らのサポートにつながるのかもしれない。でも、敗戦から時間が経過して、日付が変わると、本来はサポーターであるべき日本のサッカー評論家たち、元日本代表選手たちを中心に、抑えきれない、たまった疑問や不満や反省を促す意見が吹き荒れていた。
「守備のYのクリア判断ミスが、失点につながった。」とか、「攻撃のDがSを制してでも、積極的にフリーキックを蹴るべきだった。」とか、「攻撃陣の中でも個人技に優れたMやAをもっと早い段階で起用して、より果敢にゴールチャンスを切り拓くべきだった。」とか。これらはまだ、試合をよーく見た、しっかりした指摘であると思う。もっと酷いところだと、「日本がコスタリカに勝つとしか思ってなかったから、残念すぎた。」とか、「ドイツに大差で勝ってほしい！とスペインを応援したが、引き分けで、話にならない。」とか・・・。
日本代表サポーターとして、もうみんな、言いたい放題なので、僕も、もう敗戦を振り返っても仕方ないと思いながらも、森保監督の采配というか、コスタリカ戦の闘い方に物申したいと思う。
一言で言えば、最初から「引き分け狙い」で行くべきだった！という策だ。この策をとるべきであった理由は、以下の3点である。
①ドイツ戦と同じように、自分たちのサッカーを信じてやれば、なんとかなる的な方法が通用するほど、ドーハの歓喜的奇跡はそう何度も起こることではないから。
②初戦で勝ち点3を獲れたアドバンテージを持ち続けるためには、予選リーグでは、とにかく「負けない」ことが大事であるという基本中の基本の戦術に執着すべきだから。
③コスタリカのプレースタイルが、守備で堅く粘り強く耐えながら、カウンター一発を狙うやり方なのは自明の事実。それなら、そのスタイルに乗っからずに、コスタリカが防戦にならないよう、日本は攻めずに守りに徹することでコスタリカの得意パターンを封じることができるはずだから。
まっ、何にしても、アフターフェスティバル（後の祭り）なのは間違いない。
スペイン戦に向けて「勝つしかない」と意気込みすぎずに行ける、何かよい方策は、日本代表には残されていないのであろうか？
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