ハッチsunのブログ

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2023年FOD版『純愛ディソナンス』=不協和音を批判したーい!④

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Yahoo!ニュースとかでも,純愛ディソナンスの話題が出てるので,ネタバレは既にしてるんでしょうが,僕はなるべく明らかなネタバレを避けながら,持論を展開していきたい。それでもやはり,第4話視聴後にこのブログは見てほしい。

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 4話の内容診断の前に,脚本家たちのねらいを整理したい。その上で批判したーい!

ねらい① 主人公たちの心からの叫び=ディソナンス=不協和音だと表現したいはず。

ねらい② 人物像とファッション(特に服の色目)を効果的に結びつけたいはず。

ねらい③ 裕翔と愛の純愛がなんだかんだの不協和音を巻き込みつつ,最後は調和のとれたピアノ曲を奏でることにしたいはず。

ねらい④ 物語の展開をわざと速くして,若者たちの愛の激しさや純粋さをうまく演出したいはず。

ねらい⑤ 最近のTVドラマシリーズにおけるコンプライアンス遵守の中で,うまく立ち回りたいはず。(特に不○とか,不道徳とか,暴○とか,○的表現が過激にならぬように)

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 これらの5つのねらいを達成するために,犠牲になってしまっていることがあると僕は思う。TVドラマであっても現実性を求めたい僕としては,次に書く点は,減点対象(ダメだし)として挙げざるを得ない。

 ねらい①の裏で,4話でも,裕翔の語り・内言はいい感じではある。損害賠償請求団長の医者を評する場面はいい。しかし,吉川愛とのことが純愛なのか幻想なのか,混乱しさまよいながらも,「俺にとっての唯一の救い」と言い切るのであれば,ふりかえり調で語るのではなく,あえて言葉を廃してバックハグだけで応えるとかのほうが面白いのでは?ふりかえり調トークは臨場感が減ったので,減点15点!

 

 ねらい②は,色のイメージがちゃんと成立していると思われる。比嘉愛未は高校教師だった真っ黒けの服から,中島裕翔との関わりを得て小説家としても大成し,明るい色んな色の服を自由に着こなす。裕翔はなんだか生きる姿勢もダークサイドに落ちて,汚い仕事をするようになって上下黒のスーツ吉川愛は,周囲の影響で変化も模索するので,別な色もコーデするが,どこか白基調の装いで純愛を貫く強い意志を反映させている着こなし。今回の4話で登場したボタニカルな林に生きる生き物の黄色と黒色柄入り大人雰囲気肩出しドレスワンピは,揺れ動く吉川愛の状態をとてもよく代弁していた。②の裏を読めば,裕翔が吉川愛の純愛に影響を受けるのであれば,近い将来,純愛の象徴の白を裕翔の外見のどこかに加えてほしい。裕翔の変化をうまく色で出せていないので,減点10点!

 

 ねらい③は,ピアノ曲や挿入歌をうまく取り混ぜているが,意外とはっきりしないのが,愛未の戦略が不明なところだ。愛未のねらいがただ,愛をおもちゃにするだけでは中途半端な気がする。どこかで裕翔をもっと追及してほしいし,純愛を突き進む裕翔と愛においてはピアノの現物を挟み込んでのラブシーンを打ち出してほしいものだ。インパクト不足ということで,減点10点!

 

 ねらい④の裏側マイナス面については,前も書いたが,高校教師を辞めた後,どう生きていくべきかで迷っただろう裕翔の葛藤を描いてより現実味を出してほしいと思っていた。今回,僕が解説を望んだ裕翔と愛未のいきさつが出た。教師をやめた後,日雇い的仕事するも,吉川愛とのことが仕事場で話題になって,暴力事件加害者になった裕翔,示談金を都合した愛未たち,,,立ち直りのきっかけを与えたことからのプロポーズ・結婚の流れだが,ここがあまりに短時間編集的に描かれているから,愛未にも裕翔にも愛憎の深さがいまいちな感じを起させてしまっている。減点10点かな?

 

 ねらい⑤に関連しては,まぁまだコンプライアンスにかからない程度のあさーい所をうろちょろしてる感は拭えない。それでも,暴力事件被害のちょい役の言「女子高生を紹介してくれ」とか「あんたが手を出した女子高生、処女だった?」とか,リアリティは出てきてGOODな傾向だ。セカプリイベントパーティで,裕翔が「すみません、連れなんです」とボタニカル吉川愛の腰に手を回し引き寄せるシーンもいい傾向の1つだ。

ここは加点10点!

 

 でもでもでもー,頼むから,あまりに純愛路線にこだわって,29体関係のない,二人の関係だからこそ結びつきが純粋で美しいんだという流れにならないように!是非とも○○○なラブシーンを挿入することで,○○を入れてドロドロで○○○○ごちゃ混ぜの展開にして,吉川愛の女優としての,そっち面の開花の場をちゃんと演出してね。彼女はできる女優だから。

 

 もう純愛度合いは,今回の走ってきての告白シーンでしっかりと表現できていたからだいじょうぶ。よかったよぉー,少し息を切らせ気味に「昔のことじゃない、私の中では今でも続いています。」とか「聞かせてほしいのは、あの時どう思っていたか?」

心が満たされないもの同士で,過去に事情があればなおさらの二人を合わせるよう仕向け,佐藤隆太が展開を創っている,操っているように見えながらも,まさにそんなの関係ない。仕掛けにハマっていようが,そんなピンチ感・ひやひや感を越えて,吉川愛のセリフは本当に無関係の視聴者の心にも響くね,すばらしい!

 

「心配で心配でどうにかなりそうだったんだから」とか「先生が大変なことになってるってきいて,それでもうどうしたらいいか,わかんなくなって,頭真っ白になって,気づいたら先生のことばっかり考えてて」とか「すいません,私がこんなこと,なんかおかしいですよね,かえります」とか,この純粋無垢な言葉の言い回しが可能になるのはどうしてだろう?急にセーラー服姿の吉川愛にもどったかのような,たまらない感が出ていたね~。加点10点!

合計75点!! と させていただく,この第4話,次への期待値も織り込んでね。

 

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