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2023年FOD版『純愛ディソナンス』=不協和音を批判したーい!⑥

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 お題に乗っかって,間違いなく見たいドラマなんだが,最初で言っておこう!視聴率的には,先週のその5の黄色信号から赤信号に行ってしまいそうな「残念な出来映え」であった。

偶然,準主人公的役の比嘉愛未が吐き捨てるセリフ「ざ・ん・ねーん」と同じ。今回もめげずに(何に?だろうか?自分的にも?)採点方式で記す!まずは,今週のディソンナンス=不協和音=中島裕翔の内言から。

「人生は何を選択するかで全てが変わる だけど、その結果は選んだ後にしかわからない。」→「何を選べば正解?たとえ正解がわかってもタイミングを間違えばもう遅い」+裕翔の涙に真実の後悔

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この定番となった主人公たちの内言,これがディソナンス=不協和音そのものと僕は見ているのだが,特に裕翔が発するものはいつもレベルが高いセリフ回しである。ここは加点対象で,プラスの20点。

 但し,このセリフにある「もう遅い」と関係するのだが,ナポリタン同級生と吉川愛が手を繋ぐという,一番つまらない展開になってしまった。そんな展開,視聴者は予想もしていないし,期待もしていないので,マイナスの30点。ついでに言うと,ちょい役で最終的にはフラれてしまう,存在感もそこまで大きくなくてよいポストにジャニーズをわざわざ使った配役ミスがある。だから,僕は敢えて名前で書かずにナポリタン同級生と揶揄してるのである。ww 本来ならもっと減点してもいいくらいであろう。

 配役だけでなく,明らかにストーリー展開がおかしすぎる。可笑しすぎると書いていもいいくらいだ。素早い展開でも,裕翔の苦悩や社会復帰した様子などは,もう少し丁寧に描いたほうがよいと以前(その2でもその3でも)に指摘させてもらったが,今回唖然とさせられたのが,今回の第6話内で「この5年間」とか「空白の五年間」とか「オレの5年間の何を知ってるんだ」とかさんざん話題に出しておきながら,次回予告後にこの「空白の五年間」を詳しく描いたチェーンストーリー!?『純愛ディソナンス 転調』はティーバーで!?って何????はぁ????脚本家のミスともとれる,超速い展開の中でないがしろにされた部分を別物語りにして長々と描こうとするの?いやぁこれはいただけない。マイナス20点

 ストーリー展開は今回の第6話内だけでも,ごたごたしすぎている!もっとわかりやすい展開じゃないと,世の疑似恋愛を楽しもうと,この純愛ディソナンスに期待して覗き見に来ている女性陣から「意味わかんなーい」とチャンネルチェンジされちゃうよぉ。というのは,小説が書けない,書く気力が失せたと悩む吉川愛に,土台がしっかりすれば大丈夫と助言するナポリタン同級生。その助言プラス吉川愛の悟りがあった。この悟りだけはカッコよかった。「小説は過去へのけじめ」+10点。ところが,しっかり書き直せた裕翔と愛の物語が完成した時に,その登場人物でもある裕翔にも読んでもらうべきとアドバイスするのが,さらにちょい役のシェアハウス同居人たち。しかも,そのアドバイス「大人の男(裕翔)に会って,けじめをつけるために読んでもらおう。」というもの。けじめとは何?何を期待して?いやあなたたち,シェアハウス同居人は二人がどうなることを予想してそう言うの?的な疑問やそもそも同居人で,吉川愛の作品を覗き見したくらいのぶんざいで,二人の再会を推奨し導くような大きな役回りになろうとしてるの?という不似合い感が湧き起こる。マイナス10点。

 「五年間かけても,小説家の夢,どうにもなってない」といつの間にかしゃしゃりでてくる,母役の富田靖子。相変わらずの交ぜくりキャラの演技力すばらしいのだが,本6話においては,彼女をコミカルに描きすぎ,彼女の持つ危険度が減少してしまった。しかも,同居人の若い男を飯おごりで誘って自分の味方にしただけで,元来の男を性的にたぶらかす本性を発揮しないキャラにレベルダウンしてしまった。バイプレイヤーの妙を完全に生かし切れてない,この使い方は明らかな減点対象。マイナス20点。同様に思わず,笑いすぎてしまったのが,佐藤隆太のやった落とし穴作戦で,悪徳不動産屋と好対照のクリーンなイメージの不動産屋の名前が・・・オネスティハウジング・・・・まんますぎて笑いに走りすぎていてマイナス5点。

 「五年間,仕事 地位 家 娘となんでも与えて,お前(裕翔)をどん底からすくい上げてきた」と鬼気で迫る悪徳不動産父。怖さや交ぜキャラ度が増して。プラス10点。

 比嘉愛未佐藤隆太の関係性,誰かの特別になれない存在同士と盛り上がるのに,それ以上は発展せずに,マイナス5点。ここは関係を結んで,もっとドロドロさせていきたい所でしょ。比嘉愛未はセレブ感の出たファッションも似合っていてキレイで妖しく,芝居じみた演技も上手にこなし,中島裕翔にも吉川愛にも影響力を及ぼしながら絡んでいて,役者としての評価は高い。プラス10点。但し,見方を変えると,脚本家の説明を代弁しているかのような告白で,何か伝わってくるものがない。きっと第6話が全体的にストーリーをまともにつなげようとしすぎていて,脚本家による,これまでのストーリー説明みたくなって終了してしまった感じだ。なので,マイナス15点。

  fate or destiney』は本ドラマのテーマソングである。第6話にして初めて,この歌のメロディの良さと題名の意味するものの奥深さに気づいた。fateは決められた,自分の力では変えられない運命のことで,destineyは与えられた・託された運命ということでよりポジティブなワードになるらしい。なーるほど,読めてきたね,本ドラマの脚本家たちの意図が。これまでも何度も書いてきているが,是非とも,どちらの意味の運命に流れたとしても,中島裕翔と吉川愛の〇〇ドロのラブシーンを含んでの「純愛」が見事に成就するハッピーエンドであってほしい!こう強く願うのである。ここ一点に希望と期待をのっけて,プラスの40点!!

 第6話:総合得点・・・ー15点    初のマイナスゾーン転落となりましたぁ。

このドラマの視聴率を含めた行く末を応援したい,その一心からの僕の辛口トークだと理解してほしいな。

映像批評リンク

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