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「なぜに今頃?」という問いが多いかもしれない。2023年10月頃、感想をメモしていたが、多忙でブログアップできていなかったのだ。あとは、2024年の春シーズン期のTVドラマが奇妙なことに、記憶障害を扱うものが多かった。(アンメット、くるり、366日)この『たとえあなたを忘れても』もその題名からも推測されるように、かなり酷い状態の記憶障害が物語を貫いている。関連するネタとして、このシーズン期を逃すと、もう出すタイミングがなくなるかも!という思いで綴ってみよう。
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いくつか、生き方・考え方の参考になると思ったことがあり、お役立ち感のあるドラマだった。例えば、精神医役の風間俊介から、その患者が言われたことの中に、「最悪シミュレーション:辛いこと、耐えられないことがあった時、最悪の事態を想像し、それよりは現状はマシだと思い直す方法」もあるよ!
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この方法、具体的には脚本家浅野妙子さんオリジナルかもだが、広く心理学的メソッドにもあるものに思える。何にしても、ショック軽減法として、いいかも。主役の河野美璃を演じる堀田真由も、何回となく、この方法を使ったことだろう。でも、相手役主人公青木空を演じる萩原利久の記憶障害は、その最悪の設定を超えるところがあり、なかなかの衝撃を、周囲というか、彼に関わる人間にもたらす。
そんな絶望的観測の中でも、一瞬の光が見えるというか、希望の道筋というべき奇跡を得るのは、ピアノ演奏、音楽の力ってことかー!?っと、視聴者にミラクル期待と先読みが当たる期待を同時に高めていく、ストーリー展開は見事だね。
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そして、このドラマで、語られている記憶障害は、仕事のこと以外はすべてを忘れてしまう、かなりの悪いレベルだけど、ちょっと立ち止まって自分や自分の周りを見渡し、振り返ると、人間、昔のことだから忘れたとか、間違って記憶しているとか、自然忘却的な事はあるし、それで記憶が二人の間で違っていたり、片方しか覚えていない状況も発生することってあるよなぁと我が事として思い直させる。
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そんなわけだから、極端な障害レベルでなければ、似てる事例もありうる・起こりうると考えることもできるのでは?でもでも、全く反対方向、つまりマイナス発想に走れば、「人間にとって、記憶を失うってことは、死ぬのと同じ」人と人は記憶でつながっているのではないのか?これは、根源的な問いだぁ。認知症とかを看病する側はどう考えていけばいいのか? 週末の夜にシリアスすぎるドラマに、重たい気持ちにさせた、『たとえあなたを忘れても』は、元々は癒し系キャラの堀田真由が連続ドラマ初主演記念ってことで、なんとか、明るさを挽回できそうだから、まぁ許そうかな。(笑
空を演じる萩原利久の「なんでこんな僕を嫌いにならないのか」の問いに、堀田真由が、「嫌いになるわけないじゃない。人はね、一度好きになった人のことを簡単には嫌いにならない、なぜなら、記憶があるから。」と答える。このやりとりに、人が人を大事に思いやる、すべてが込められている!他に言葉が要るだろうか?
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