今週のお題「買ってよかった2024」
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100円shopに関するネタを書くのが、かなり久しぶりになっちまった。その理由について、まずは、少々考察したい。ちょい前より来店機会が減ったからだろう。物価高時代から物価高に抗う有効な手段を持たない、僕のような貧乏人には、その状況を忌み嫌いながらも知らぬ間にどんどん物価高が拡がっていっても受け入れざるを得なくなる。これが、物価高当然時代って言える状態だ。
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僕自身は、物価高当然時代に入り、意識しないままに、食費を削る防衛策を執っていた関係で『食品を安く仕入れることができるお店』に行く回数が増えたと言える。食費を削る目的と言いながらも、生活、もっと言えば、ある程度の健康を維持しつつ生きていくためには、食に集中するしかなく、貧乏暇なしの働き蜂の身においては、エンゲル係数も高くしつつ、安く済む食にこだわっているという、ちょっと奇妙な状態を強いられている。この長文、わかるー?意味伝わるー?
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『食品を安く仕入れることができるお店』、いくつかあるし、本ブログでやんやん紹介してるお店もあるのだが、このお店の中に、安い100円のものを買える100円shopはなぜか入らないのだよ!僕は気づいたよ。実は100円shopで買い物をするってことは元来、幸せで余裕のある生活をしてる証拠なんだと思う。100円shopで真にお安い、お得なモノは何かないかとか、節約の工夫も入れながら商品を物色することができるのは、貧乏人よりはまだちょい上位にある人々なのだ!貧乏人の僕にはできない。半額のシールが貼られた、今日、明日のお腹を満たすモノを獲得する場に行くことのほうがはるかに優先順位が高いからだよ。
はいはい、愚痴の羅列的になってきたので、やっと本題に入るとしよう。実は、これらの桃の木くし、昨年の今頃、うれしくて3種類買ったものだ。(昨年はまだ物価高に対しても少し気持ちに余裕があったんだねー)なぜうれしかったのか、外見上は変わらない、本県の伝統工芸品でもある、つげの櫛は正規の価格は5000円を付けるものもあるからだ。それが、素材やら製法は違えど100円!で買える!にびっくり半分、うれしさ半分、パッパッパッっと3種手に取って購入に至った。
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使い心地(正式には購入して約1年後のこと)は、伝統工芸品つげの櫛と、そんなにかわりばえしないgoodな感じだ。髪とき、ブラッシング、整髪とともに、マッサージにもよく使うのだが、今のところ気持ちよく使えている。プラスチック製のものより、木のくしは、何かが違って心地よいのだ。特にマッサージについては、あまり考えずに力を入れられる安心感というか、支えられている感がある、そんな印象かな。
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なんだか、高い、伝統工芸品のつげ櫛を少しでも安く買うために苦労したことが、笑い話的に思い出される。ある土産品店に並んだつげ櫛を狙って、僕はアジアからの観光客風にぎこちない日本語を駆使しての値切り作戦を敢行した。「これ、まけて。」指差しの先には3000円と値札シールの貼られた昭和の着物をイメージするような柄の布ケース付きのつげ櫛だった。一本一本の櫛の歯?が見た目きれいにけずられていて、持ち手にあたる所に「さつまつげ」という焼き印が入れてある。「ノーディスカウント」と店のおじさんは答えた。僕は不満な気持ちを前面に出しながら、黙って1000円札3枚をつげ櫛近くに置くと、おじさんは紙袋につげ櫛と布ケースの入ったナイロン袋を入れて「サンキュう~」と渡した。作戦失敗と不満げな表情のまま受け取り、店を5・6歩離れたタイミングでおじさんは「ヘイ、ユー」と店を出てきて、500円玉を僕に手渡した。「あぃがと」と答え、僕はバスツアーの中国人らしき一団のほうに合流するようにその場を去った。クソな演技して2500円で購入した、職人技の産物である1本のつげ櫛。でも今や、類似の大量生産品ならたったの100円で手に入るのである。「なんだかなぁ」と唸るしかない。
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