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高市自民党と吉村維新の連立政権が現実味を帯びて来た最中、村山氏の訃報が伝わって、政治の摩訶不思議な世界の話の中に、何だかしっかりとした政治理念を共有して成立してるが如く語られていることが、なんかしっくり来ない。今の2025年の連立も、26年前の自社さの連立も、理念が先立っていたと果たして言えるだろうか？
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今の連立:自民党は政権担当政党を続けるために、維新の言う事にかなり傾かざるを得ないだろうから、そもそも理念追求とは考えられない。しかも、維新は議員定数削減の実現を連立組みの条件にしているとのこと。比例で当選してる少数新党潰しにしか見えないし、強く言えば、少数派いじめだ。さらにまた、末恐ろしい、民主主義の根幹に関わる事なのに、自民党と維新の二党で決めることではなさそうだ。だからこそ、維新のねらいも理念追求とは当然思えないわけだ。
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26年前の連立:村山社会党について語れば、社会党の理念をねじ曲げて、現実路線に転換して自民党に寄ったという事実は認めざるを得ない。一番は自衛隊の存在を認めた点だろう。今までは憲法の内容と矛盾する存在としていたわけだから、これは大きな変更だし、理念変更というか、放棄に近いものだ。この影響は大きく、真の平和運動を行なっていた人々には失望そのものだったのではないか。専守防衛とか、自衛のための必要最小限の実力と表現されていた、自衛隊が、膨らみ、より米軍との連係プレーを大きくしていく方向になし崩し的に進んでしまうことに大きく貢献してしまったのでは？と思う。
また、なぜか広く、高く評価されている村山談話だが、自衛隊の存在を認め、その存在感を大きくしていったこととのギャップが激しいというか、僕は村山氏の中で自己分裂してるんじゃないかと思わせる、最もおかしな論点だと思う。ご本人は後日談で、村山談話は、平和主義を謳ったもので、アジア諸国への謝罪ではないと自ら大矛盾というか、もう二枚舌としか言えないような主張をされている。これは決して誉められるものではないと思う。
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特にここ数日のマスコミの報道が村山富市元総理を美化し過ぎていないかな？って感じる。彼の言動が真に素晴らしいものであれば、社会党を継いだ社民党の現在の凋落ぶりはなかったのではないだろうか？論点がはっきりしなくなりそうだが、僕が一番思うのは、平和主義は大事だが、そこに自虐史観的なものは要らないという事だし、そこを突いてくる外圧には負けてほしくない。高市氏の理念は一体全体何なんだ？って言われないよう、連立を組むにしても、譲らない、譲れない理念を突き通してほしいね。
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早速、隣りの自分たちが世界の中心だと思って、そのように命名してる国の独裁者が、村山談話をもとに関係構築をしようと書簡を送ってきているらしいが、こんなズル賢い外圧に負けてはいけない。ちゃんと関係構築するために、途上国でもないあなた達に多額のODAを与えてきたでしょ！って主張し返すくらいの日出処の天子であってほしいものだ。
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