おはようございます~!たとえ、皆さんの本ブログへのご訪問が昼や夜でもおはようございます~!にしてください。そのくらい、僕は昔気質で、先人の言葉をわりと素直に受け止めるほうなんですよ。後述もしますが、言い伝えとして「朝にクモが出たら殺すな。夜にクモが出たら殺せ!」とまで言われています。その出没時間での区別がはっきりしていることに、僕自身もなぜか影響を受けているんです。だから、この画像を撮ったのは朝7時半くらいだったので、「おはよう」の時間帯ってことで通しましょう!
さて、題名のようにクモ嫌いな僕ですが、なぜそうなったのか、ちょっとだけ語ってみたいのです。まずは、おばあちゃんから教わったと記憶しています、先程の言い伝えをなんとなく、つまり、理由もよくわからずに「朝のクモは縁起がいいが、夜のクモは縁起が悪い」と。
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自分的には、朝から家の掃除をするといった、まぁ自らの持ち場をまず清める行為をする者の前には、クモが現れがちなような気がして、しかも、朝から太陽がまぶしいくらいの天気の良い日にクモに出くわす気がしていました。なので、勝手に、朝から爽やかな天気に合わせて、さらに心中から爽やかになろうと、道徳的な行い?(掃除)をすれば、神様がその行為を見ていて、神の使いとして?クモを使わし、何かしらいい予感、いい兆しへ誘うのではないだろうかと解釈していたのです。反対に夜は、傾向的にとか統計学的にとか、いやいやそこまでいかなくても、単純に朝の逆の時間帯が夜ってことで、縁起が悪くなる・・・・深い考えは全くなかったです。
小学低学年の時、下校時間帯、夕方のことでした。だから縁起の悪い「夜」ではなかったのに、下校途中で隣家の外構の壁に小さなイエグモがいたのです。なぜか「捕まえよう」と思った僕は、逃げるイエグモを追うように手を出しました。すると、そいつは何を思ったか、僕の顔に跳んできて、またすぐ壁に跳んで戻ったのです。小さいそいつでしたが、一瞬襲われた気分になり、逆襲的に何が何でも捕まえようとつい乱暴にそのイエグモを追い、指の腹で押さえてしまったぁと思った時はもうすでにおそかったーって感じでした。
クモを指の腹で壁に押し潰してしまった時の気持ち悪い感触、今でも忘れられないよ。ブチブチブチッてクモのからだの内側で比較的硬めの部分が潰れ、少量の内容液がとび出し、指にも付いたのです。気持ち悪い感が強すぎて、もうクモには関わりたくないと思いました。これがクモ嫌いの第一の理由であります。
次はど、どーんと時はというか、時代はかわり、学生時代、つまり大学生時代もおわり、社会人として3年目くらいの頃の話でありました。モテない君の僕がやっと出逢えた、一応彼女の美優ちゃん。ビューちゃんと呼んでました。ビューちゃんは、僕の前では最初は清純系可愛子ぶりっ子を装っていたというか、演じていたというか、そんな女性。彼女と過ごす二度目の夜は、僕のボロいアパートの6Kの畳部屋で、僕的にはワクワクドキドキ。彼女的には何が狙いだったのだろうか、僕は彼女にとっては3番目の彼氏候補にすぎなかったようなので、彼女の真意は今でも不明なのですが、彼女的には落ちつきはらっていたかもです。
とにかく、2人きりの空間でいい雰囲気になりかけていたのは間違いなかったです。が、そんなタイミングで、出やがった夜のクモは、まさに、縁起の悪いクモになっちゃったのです。出やがった時は、これはクモだよねー?っていうくらいの、クモの赤ちゃんなのか、もともとこんなにちっちゃい種なのか、と迷わせるくらいの小ささで、例えるならゴマシオのゴマくらいの大きさなんです。部屋の中で、手足の置き場を何も考えずに動かしたら、気づかぬうちに潰してしまうくらい、小さな胴体に細い足でせっせと歩く印象のクモでした。
そんな、鈍感な人は気づかないかも〜くらいの小さなクモ、これが僕とビューちゃんのイチャイチャスペースに入ってきちゃったわけです。ビューちゃんは、急に、「キャアああ〜、あれ、あれ、イヤ〜」っと、僕がびっくりするくらいの大声を上げながら、小さなクモ?って疑問符つけたいくらい、小さく細く弱そうなクモから、大きく2メートル強の距離をとり、ドタバタと逃げたのです。その表情のこわばり、目の背けようというか、片手で両目を覆いながら、その隙間から様子を伺おうとする動作等の全てが、半端じゃないくらい真剣におののき、震えていました。
「なんだ、ビューちゃん、びっくりしすぎー、怖いの?クモが?」にふるえながらうなづくことしかできない彼女だったのです。そこで、クモを勇敢に?追いやった僕だったのですが、ビューちゃんのオドオド感はおさまらず、「やだ、まだいるんじゃない?ヤダ、帰る。」と部屋を出て行く彼女を追っかけて行く始末。
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そう、彼女はクモ恐怖症、アラクノフォビアだったのです。この恐怖症の人は、クモが近づくともう、信じられないくらい、様子が一変してパニックに陥ってしまうのです。
二人のいい雰囲気を台無しにしてくれたクモ、これが、僕のクモ嫌いのもう一つの理由でしたぁ。あのちっちゃなクモを言い伝え「夜にクモが出たら殺せ!」に従って、退治していても、ビューちゃんのアラクノフォビアでの反応は好転することなく、彼女の病状に何の変化も生まなかったと考えてます。
実は後から三股女ってわかったビューちゃん、僕を金ヅル程度にしか思ってなかった、そんなヤツでも当時の僕にとっては、彼女と思いたい相手だったので、また彼女と付き合っていると思い続けたい人だったので、その逢瀬を潰したクモ、嫌な思い出です。