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僕のとある知り合いには、コロナ禍のめぐり合わせで、タイミングよく国体選手となった自慢の息子さんがいる。彼が、かごしま国体開会式に出た時に、ふるまわれた弁当がこれらしい。知り合いも、「これを食べてみたかったぁ」というコメント付きで、画像を僕に送ってきた。
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そう、これこそが、2023燃ゆる感動 かごしま国体のオリジナル弁当の姿である。言うまでもなく、限定品で、おそらくは、国体の開会式等のイベント時に大会に参加した選手・役員という限られたメンバーしか食していないものである。おいしそう。うらやましい。目にもたのしい、心もおどるような豊かな中身の構成ぶりだ。
ここのところの物価高に対して、ありがたい食のサービスについて、取り上げてきた吉野家さんシリーズなのだが、、、、つまりは、吉野家さんのキャッチフレーズの「はやい・うまい・やすい」の特に「やすい」に着目し、世知辛い物価高に対抗し、苦しめられている弱い消費者を助けるべく、頑張っているサービス精神旺盛なヒトやモノを、感謝の気持ちを込めて紹介してきた。今回は、値段・価格、その設定もよくわかっていないというか、聞いても調べても、その費用換算やコスト意識さえも解明に至らなかったので、その辺がちょっとこれまでのものとは性質が違っているかもしれない。
でも、でもである。かごしまの良さをアピールするために頑張った人たちの努力の賜物なのは明らかなのであーる。だから、「頑張ってる~」の言葉に乗せて詳細を見ていきたい。しかも、こんなに「頑張ってる~」わりには、あんまり話題になっていない!いや、もう過去形だ。なってなかった!!誰がわるい?どこがわるい?の追及はやめておくが、この状態はMOTTAINAI!!まずは一回吠えておく。
さぁ、本題に入ろう。まず、このかごしま国体のオリジナル弁当、正式名称は「食の宝庫 オールかごしま弁当」である。このネーミング通り、宝を集めている。9つに仕切られた四角い枠ごとに、僕が思う良い順番で紹介するね。
1番「日の丸ご飯」電話のキーパッドでいうと7の位置になるが、国民体育大会ということもあるし、国旗の日の丸をかたどったという日の丸弁当が弁当の基本であろうこともおさえている。そして、近代日本を立ち上げた薩摩の志士の歴史を想起させる効果もあったと言える、すばらしい!日の丸を最初に掲げたのも、時の名君、島津斉彬のアイディアだからね!もちろん、鹿児島県産米のご飯だ。
2番「玉子焼き・切り干し大根煮」キーパッド2の位置。白いご飯に合うのは、これまた弁当ネタ定番の玉子焼き。そして、野菜を胃に先に入れておきたいと多少でも健康志向の人はこの枠を選ぶと思ったね~。もちろん、鹿児島県産切り干し大根と煮合わせている。
3番「黒豚味噌ご飯」キーパッド3の位置。ん?よく見ないと、薄い色の梅干しと間違えそうな感じでちびっと丸めてある豚みそ。これがまた県産米の上に乗っかってる。豚みそは、鹿児島県人には説明不要だが、豚肉と味噌を合わせて作る(そのまんまやん!)のだが、鹿児島ではご飯のおかずとして(お茶うけとしても)むかーしから親しまれてきたもの。味が強めだから、あえてこのちびっとな量にしたのか?それとも、ぜいたくに黒豚を使っているためなのか、不明であーる。
4番「きいこん」キーパッド8の位置。ここまで、黄色っぽい茶系の色合いが多い気がして、白っぽく、水分もありそうなこのメニューに箸が伸びるはず。県産の桜島どりを使った鹿児島の正月料理で祝い膳でもある。この「きいこん」の名前、鹿児島弁特有の短く切って表現したものだと、後から気づいたよ。僕もまだまだ、勉強不足の鹿児島県人だ。僕的には初気事に近い。なんと、「材料を切り込んで鍋に入れ込む」ことからのネーミング。「切り込む」が鹿児島弁的に訛ると「きいこん」になるのだよ。
5番「さつますもじ」キーパッド5の位置。一旦、口の中を食事スタート時に戻そうとか、ご飯でリセットしようとか、この辺りで思うはず。ご飯もの多いなぁと錦糸卵のかかったご飯枠に挑戦。あっ!色合いもキレイにしてあると思ったんだよ~と口に入れてから気づくね、きっと。そう、ちらし寿司なんだね~、鹿児島では「すもじ」というんだね~、春の祝い事、桃の節句には欠かせない。
6番「きびなごの黒酢南蛮」キーパッド1の位置。直前の寿司と同じような味覚になるやもしれないと、次に手を出すのはこれになるだろう。きびなごは南海で獲れる「かごしま旬のさかな」にも選ばれている、郷土料理にも欠かせない特産物だ。これに、鹿児島の風土が育んできた黒酢を合わせるのだから、すごい。この料理、煮てはいないが、鹿児島らしさを煮詰めた感があるね~。
7番「がね・さつまあげ」キーパッド8の位置。さつまいものてんぷら。さつまが付いているし、生産量日本一でもあるので、鹿児島と言えば、さつまいもで有名と言っていい。品種によっては焼酎の原材料でもあるので。なぜ、「がね」というのかが、けっこうおもしろい。鹿児島弁で「かに」のこと。油で揚げた様が蟹に似ているからなのである。そして、同じく県産で、さつまを冠に付けた「さつまあげ」。魚のすり身に砂糖や地酒を混ぜて作る、「つけあげ」ともいう、地元では親しみのある食材であるね。
8番「かごしま黒豚のとんかつ」キーパッド4の位置。これは王道、色んな意味で。かごしま黒シリーズの中で最も知名度がある黒豚だから。そうだからこそ、最初にその存在に気づいた人は、美味しいものは最後に食べようと考えたはず。そして、ゲン担ぎのスポーツマン、選手、コーチ、その関係者が食べるわけだから、とんかつの勝つのイメージは重要。何にしても最もじっくり味わおうとしたのは間違いなさそうなメニューだ。説明書きにも生産量日本一はともかく、鹿児島ブランドとも示されれば、王道、そのものだ。
9番「安納芋のムース」キーパッド9の位置。デザートだし。この順番、位置でしょう。一時期、その甘くしっとりとした、甘党にはたまらないものとして一世風靡した、特別なさつまいもだ。比較的新しい流行りものだし、それを商業ベースにさらにのっけたムースという形で登場、弁当のおまけというより〆にふさわしいかも。
こんなすごいものを開発しておきながら、限定して国体終わったら終わりとか本当にもったいない、MOTTAINAI!これが一番言いたいことだ。食いそびれたことから来る、食い物の恨みはこわいぞぉ~ってやつでは決してない(笑。
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