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今週のお題「地元自慢」
緑や黄色のイメージの今の季節の田園風景中、パッと目を惹くまぶしいばかりの白色とそれにアクセントと言う言葉では表しきれない濃淡のピンク色！！時間と気持ちにちょっとした余裕がある人ならば、きっとこれらの色のコラボが目に入ったら、瞬間的に引き寄せられるにちがいない。
前回自然環境リンク
「コスモスだ！」と確信しても、交通標識の乏しい畦道をちょっと大きくしたような農道に入っていって確かめずにはいられない。そして、今日は日曜日。家族、いやせめて子どもと一緒に行動できていればと少しだけ後悔する。なぜなら、僕のすぐ後に畦道に入ってきたうすい青色ボディの軽自動車は、幼稚園生くらいの女子を連れた３人家族だった～車が停車するやいなや、窓から「わぁ～・・・」とその後の言葉を失う感動の歓声が聞こえてきた。おだやかで、お天気の休日、家族の記憶として脳裏にしっかりインプットできる人たちと、そうでない自分。前言撤回、後悔は決して「少しだけ」ではなかった。
その３人家族の家族タイムにお邪魔にならぬよう、ささっとスマホをかまえ撮影した。短い時間だったが、看板に書かれていた深い意図を読み取り、撮影してみたつもりの画像が上掲のものである。ちなみに、下掲のコスモスだけの絵も十分に綺麗で見応えはある。しかし、この看板の前に立つ者に何と含蓄のある言葉かけができているのだろうと、僕はこの設置者に見知らぬ他人への思いやり・愛を感じた。
コスモスのこの風景（下掲の画像に代表される）だけでも無償提供、人々の美的追求欲求を満たそうとする試みなのに、さらに、このｲﾝｽﾀ映えが決まり文句として定着した今日に、ただの提供者紹介の内容でいい看板をこうもサービス精神旺盛なものにできる人たちは人間としてのレベルの高い段階にあって、すばらしい！としか言いようがない。
会のネーミングもいい。きっと水（みず）・土（つち）・里（さと）を連ねて、音的には「みどり」と読ませるのだろう。そして、この３つの漢字、この地域の根幹をなす田園の営みをまさにそのまんまストレートに表現した３要素なのが、もう感動的な組み合わせである。是非とも、特許とか商標登録とかをしていてほしいものだ。
さてはて、この看板内の額縁？窓？を活用させていただいて、角度を変えて数種の画像をおさめさせていただいた。写真の構図力の問題になるだろうが、僕の中では、電線やガードレールといった完全人工物が入り込んでしまったとしても、それらのいわばマイナス要素をかき消すくらいの、バックの緑の山並み、大きく青い空、空に薄白く混じる雲も一緒にコスモスを映し出したかったのだ。僕の意図が伝わるだろうか？
僕の人差し指と親指で作ったＬ字を両手分組み合わせる動作がなくても、この看板のおかげで、簡単にフレーミングしながら考えることができた。よって撮影後のトリミングも必要ない自然な画像が撮れた。ここで、もう一度言うが、このサービス精神に溢れた看板はすばらしい！そして、このコスモス畑の近隣のお店で聴いた地元の方の話だと、この地域では、以前はもっと広い面積でコスモスを植えて、もっとＴＶやラジオや新聞で広報活動も拡げていたとのこと。この話から僕は逆に規模は小さくなっても、他者への思いやり・愛そしてサービス精神といった粋な部分は凝縮され、極められ、むしろ際立ってきたんだと感じた次第であった。
