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2023年FOD版『純愛ディソナンス』=不協和音を批判したーい!②

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 こんにちは,皆さん。夏のTVドラマのおすすめの1つではある,この『純愛ディソナンス』第2話の出来具合を先に言うと、、、60点かな。第1話がよくて期待が大きかっただけに「んーっ」と唸らされた。(この後,ネタバレあるよ。)

 

 僕の評価が低かった理由も含めて,批判していきたいと思うよ。まずは,ディソナンス=不協和音の意味するものだ。1話でもうまく表現されていた,主人公裕翔の内言をまずは指していると思う。一人でブツブツ言う感の強い,怒り・悲しみ・苦悩・皮肉・冷めた視線・人間観察の本音・悟りみたいなものだが,今回も冒頭で印象的に出てきたよ。「本当の悲しみは,そんなわかりやすいモノじゃない。何もみえない,きこえない,ただ闇が拡がるだけ。」自分の抱える,悲しみががそうだといいたい裕翔の状態がよーく表現されている。

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 こんな表現も。「誰かが一緒なら悲しみを分け合えるとはきれいごと,他人と分かり合える言葉なんて俺にはないことを,こうゆう時こそ思い知らされる。」と裕翔。もう一人の主人公,吉川愛の「ただ一緒に・・・」と相容れない姿勢だけに,不協和音度が高まる~。

 別な意味のディソナンス=不協和音もある。富田靖子演じる母と吉川愛演じる娘の言い争い・感情的なぶつかり合い,これは不協和音の一つ?としたい?と思わせるくらい,富田靖子が役上手すぎなのだ。まぁ,その役柄そのものが,異常なくらいに男に依存するタイプで「女はいい男を見つければいい」の生き方を強制したり,子どもの行事ドタキャンのダメ母である。観ていて不快に感じるくらいの上手すぎブリだ。ここまで,入りきった演技ができるのだから,今はコンプライアンスが厳しくて難しいのだろうが,少しでいいから,富田靖子とその依存する男との濃厚なシーンがあってほしい。彼らは,TVでは描かれていないが,深い○関係でつながっているのは間違いないはずだから。これは,大きい減点ポイント。(一方,吉川愛演じるセーラー女子は,相変わらずGOODだ。「ですよね」のセリフの言い方がかわいい。もっとちまたで話題になってもいいくらいなのに。なぜだぁ?)

 次に,ディソナンス=不協和音の定義と,本作品のテーマとの関わりについて,第2話では示された。作者の思い入れのテーマ,主人公の言葉に入れて主張してるんだろうと察するが,,,,,,。中島裕翔と吉川愛が一緒にピアノ弾くシーンにて。裕翔が解説する。「ドとシが不協和音点である。これらは相容れない音で耳障りで,聴く人に不安を与えたり,不安定な印象を与える・・・でも複数の音と合わせればいい。別な音に忍ばせることでいい感じのハーモニーにできる。」これは深い。というか深イイだと感じるのだが,言葉と本シーンからはまぁ希望が見える感があって,いいなぁと思うが,この第2話全体では,なぜか希望を感じられないのだ。僕もよくわからない。

 このテーマとの関わりだろうか,こんなシーンとセリフがあった。「逆に気持ち良くなることを言ってやればいいんだ」と裕翔のセリフ。これを意訳すると「不協和音に感情的に入り,不協和音をさらに大きくしても,問題は複雑化する。たとえ自分の本来的な考え志向とは違うことでも,相手が気持ち良くなることを言うことで,相手のイエスを引き出しやすくする。」かな。テクニック的ディベート手法にありそうなトーク展開術だが、、、これってまるで,上述の主人公二人が一緒にピアノ弾くシーンであった,不協和音に複数の音と合わせるピアノ曲の話になぞらえることができるねーと思わされた。でも,なんだか難解だ。視聴者はわからない???感を強くするのではないだろうか?やはり,ドラマで作者が言いたいテーマはもっとストレートにバレバレでもいいから,わかりやすく伝えるべきだろう。この点でも減点ポイント。

 比嘉愛未,GTOヒロイン役者のカノジョ。なんだかもったいない配役。まぁ回が進めば,もっと意味深な役所になっていくのだろうが。今時点では減点ポイント。だって,比嘉愛未の独り言セリフに,「誰かの特別になれない存在」とあるくらいの変な役だ。愛未の持つ華や色香が生きていない。

 そして常に不協和音的な感情の高まりの後にピアノの旋律がBGM的に弱めに流される。

音楽が不協和音を中和し,逆にハーモニーの中に入れ込むって言いたいのか?音楽が常に癒しなのか?とにかく第2話は作者の主張がわかるようでわからないまま,ストーリー的には,殺人事件容疑者らしき人物が露わになって,展開としては小気味のいい印象を残して終了。なんか僕自身がすっきりしなくて,楽しかった感や満足感が小さく,高い評価点は付けられなくて,オンエア直後に2度目を視聴した。

 

 そうしたら,わかった!60点しか考えられない,そのおおもとには,主人公同士がすれ違っているだけでなく,すべての登場人物同士に全く,協和音がないという状態があるからなのでは?特に言い争いの仲には不協和音ばかりで,協和や調和はないわけで。

 だから,この2話は,なんだか見ていて,救いがない,おちつかない。別な言い方をすると,希望や期待を視聴者にも持たせない展開になっている。これが第2話の狙いだ。今回は耐え忍びましょう(笑   そうに違いない。

 

   

 

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