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初気事シリーズなので、初めて気づいた事を中心に太字色フォントで記していくからね。「とうがたつ」と聞いて、浮かんだ漢字というか、僕の脳の中にあった言葉は「塔が立つ」だった。ちょっと知人から見聞きした内容やら、他で調べてみたら、意外と含蓄があるというか、色んな意味があることがわかったので、整理したい。
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画像でも示したことに関連して、僕の中では「とうがたつ」=「塔が立つ」だった。文字通り、花や植物の生育過程の中で、塔のように、先がとがった部分というか、他よりギュッと背が高い部分が出てくるから、このように表現するとおもっていたが、、、、まぁ当たってはいるけど、事の始まり、語源をたどるとちょっとズレていたようだ。
画像のコリウス、10月に入ってからの朝の散歩途中で、文字とおり花の塔がスゥーっと伸びてきたのを見つけ、写真に収めた。葉を鑑賞する植物であるコリウスなので、花が咲くんだ~っと(これも初気事の1つ)、今まで気にもしていなかった。でも、明らかにこの事象を表現するのに、「塔が立ってきた」というのは的確だと言えると思う。だって、まるで塔が立つように、上に上に花部が生長してるじゃん!
でも語源的?慣用句的?国語的?には、まず第一義的?には「薹が立つ」が正しいらしい。全く知らなかった!しかも薹とは、ふきのとうを指すようで、ふきのとう自体はご存知の通り、その形状からもお察しだろうが、蕾(つぼみ)なんだね、もっというと、花開く前ということになるわけだ。この時季やタイミングがこの表現においてはとっても肝要なところだ。フキやアブラナなど花をつける茎の「花茎」のことなので、薹が伸びると硬くなり食べ頃を過ぎてしまうことになーる。このことから、食べ頃を旬とすると、ここがポイントで重要だが、野菜などの花茎が伸びて食用に適する旬が過ぎたことを「薹が立つ」と言うようになり、おまけに、人権尊重が高く叫ばれる時代においては、余計なおまけになってしまったが、人間の年などにも当てはめて引用されるようになったという。
前段の最後の文のおまけが、使われてきた歴史があるだけに、現代においてはいやぁーな言葉になっているきらいがある。あるサイトでは、ある女子が言っている、「いわれたくない言葉です!盛りが過ぎるとか、年ごろが過ぎるとか苦々しい」と。主に女性の、年季が入って瑞々しさの失われた様、年ごろが過ぎてしまったことを形容する言葉として使われてきたようなので、こりゃぁ、女性対象には特に要注意だわ。
前回初気事シリーズ
あるSNSでは、「上司に陰で、あいつ(自分のこと)は新人というには、薹が立っているからと言われた。マイナスの意味でしかとらえられない・・・残念だ。」と。ある組織の中で、経験年数と実力の評価との関係とか、実年齢とその年齢からイメージする、周囲への印象度や影響力との関係とか、そんなものがバランスよくないとかギャップがある場合に使われやすい言葉なのかもしれない。とにかく、感じ方・受け取り方の個人差が生まれやすいことから、要らぬ誤解を招きそうで、老若男女を問わず、これまた、要注意だわ。
僕が思っていた「塔が立つ」に関連して、別な業界では、また別な意味合いがあるようで、、、、。例えば株取引の現場では、「塔」はある意味、グンと伸びていくグッドイメージであるが、株価のチャート上で「塔」のような動きは、急な上りの直後に急な下がりがあるバッドイメージというか、急落を予見させる、決まり文句とのこと。また、宗教関係では、五重塔とか五輪塔とか信心深い、よろしい意味合いもあるが、お寺さん?墓地の現場においては、塔から類推の「塔婆(=亡くなった方の追善供養のためにお墓に立てる木製の板)」などから、どうしても「終わり」を連想させるため、よろしくない意味合いをもつらしい。
まとめにならぬ、まとめをすると、とにかく、この「とうがたつ」は使用前に一旦停止して一度よく検討してから使う方がよい、要注意語だわ。