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『ビリオン×スクール』を批判した~い!R6夏

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 なかなかの良作だと思うのに、視聴率がなぜか付いてこない作品だと前回も説いた。不思議な現象だし、残念だ。間にオリンピックがはさまったり、巨大地震注意報があったりした世の中の大出来事のせいとも思えない。本当は不思議でもなんでもなくて、単純に僕の感覚が流行と合わなくなっているだけなのかもしれない(泣

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 なかなか批判できないよ~、真逆のことを書き並べそうだ。良いところのオンパレードだ。①学園ものとして、生徒(子ども)たちの悩みに焦点を置いている!どんな世代にとっても、学生時代にしかない悩みをちゃんと描かれると見てしまう。中・高生には共感部が多かったり、中・高年には懐かし感が強かったりしても、興味題だと思うし、そこをメインにしようと頑張る生徒役の若い役者たちにまた、輝きを見て取れるのも楽しみだ。松田元太がいたり、いじめられっ子役から復活の大原梓もいい感じだ。

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 ②財閥系グループCEOである山田涼介演じる主人公の2枚目と3枚目の、、、笑いもとれる3枚目の演技や木南晴夏演じる秘書とのやりとりが面白い。また2枚目的な所がCEOとして仕事のできるところ、それを学校・教育の現場に応用を利かせるところとして描かれ、ストーリーとしてひきつける。加えて、ICT技術や未来を見たハイテクを自由に駆使しつつ、AI教師(安達祐実)のTeachを実地データを得ながら完成させるプロジェクトの一環で学校に潜入しているという設定もありそうな流れなのがいい。そして、このドラマ内の安達祐実演じる教師がいたら、本気でお世話になりたいと思ってしまう僕がいるw

 

 ③生徒の悩みに寄り添いつつ、担任としてからむメインストーリーの他に、山田涼介演じる主人公がからむ、いやからまざるを得ない、ミニストーリーが凝縮した形で時々というか、しばしばメインに入り込んできて、見ているものを飽きさせない小気味良さがある。ミニストーリーとしては、職員室で上司・同僚とのコミカルなやりとり(MEGUMIの素晴らしさは既述)シーン。執務室?仕事部屋?自宅?でのAI教師(安達祐実)も入っての山田・木南のからみシーン。立ち位置わからぬ学校用務員役の神木隆之介とのシーン。そして山田が苦手にしている父役の市村正親とのシーン。どれもキャラ設定やらしっかりとした背景ありで作り込んでいるので、無駄な感じは全くしない。

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 上記①~③がとってもいいバランスでコラボをきめた流れで展開される中、僕は五話になぜかハマってしまい、涙してしまった。五話ストーリーはパパ活女子高生をどう更正させるかというテーマだったが、安達祐実演じるAI教師Teachが出した策は、この女子のSNSをバズらせることで彼女の承認欲求を満たし、パパ活でのニーズをつぶすというもの。対策としては「当たらずとも遠からず」だったと言えよう。それより、彼女のベーシックな承認がされていないのは家族問題のためだったし、それって、実は③のシーンで描かれ続けていたのだが、山田涼介演じる主人公も父親からなかなか認められていないところが大きく彼の中で心理的な負担になっていたのだ。親の期待と自分の現状、そのズレよう。期待に応えたい部分と逆に期待に圧し潰されされそうになる部分、そこにあるチャレンジングな明るい気持ちとネガティブに鬱積していく暗い気持ち。

期待に応えた達成感や満足感と応えきれない焦燥感や消失感。

 

 そう、キーワードは承認(欲求)。認めてもらいたい人から認められる、身近な人から認められる、周囲から認められる。どれをとっても嬉しいもの。嬉しいものだし、承認を得られるとまた自分で自分自身を認め、誇れる存在となれる喜びを知っている。その快感も知っているからこそ、がんばって承認を受けたいとも思えるわけだ。視点を変えて、期待する側から考えれば、その源は愛情だったり、思い入れだったり、自尊心だったり、大きくは承認欲求の部分もあるのかもしれない。

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    とにかく、こんな深い所まで、ビリオン×スクールは考えさせてくれた。父の期待と全くズレてヒネていたパパ活女子高生も、大きすぎる父の期待をプレッシャーに感じながらも努力を続け、父の命のタイムリミット内でクリアに近づく山田涼介演じる主人公も、父の期待にタイムリミット内で応えきれなかった僕も、同じく、大きな愛情の中でうごめく承認欲求のかたまりのようなもの。物語内の女子高生や山田涼介に共感・同情しちゃったよぉ~。

 

     

     

 

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