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『海のはじまり』の『サイレント』との共通点、細かい所に散りばめられている伏線。「気づいていたよぉ」と言えて、気づかなかった人にマウントとれる時もあれば、「見落としてたぁ」と悔しがる時もある。そんな感じ。
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https://hatch51.com/entry/2024/09/02/022400
ネットでは多数、僕の周囲ではたった一人しか気づいていなかったが、水季と弥生の通った産科が同じようなたたずまいだったというもの。これは気づきそうで気づかなかった。画像を見比べての間違い探し的なタイプだ。違うタイプで、細かい伏線の例を挙げよう。有村架純演じる弥生の回想的なシーンにて。弥生の母やら、何といっても男じゃない、人じゃないダメな奴としか言いようのない弥生の元カレ、彼らの冷たい影響もありつつ、堕胎を決意せざるを得ない状況になってしまった、弥生の心の変化の描写がなんともスゴかった。3話だ、3話のファミレスみたいなところで、「いつするの?手術って・・・」で始まる、元彼トーク。流れのままに、いやきっと、クソ彼からのショックが大きすぎて、その反動で聞き分けの良い女を演じ切ってしまったのだろう。コーヒーのお代わりのオーダーの際に、レシート見ながらのフロアスタッフから「ノンカフェインコーヒーでよろしいですか?」と訊かれ、「普通ので。」と答える弥生。さらに確認で「ブレンドでよろしいですか?」と訊かれ、「はい、普通の。」と確認で答える弥生。さらにスタッフがブレンドを持ってきた直後に、何かを深く思って、自分に嫌気がさしたのだろうか、サッとバッグ等を持って立ち上がり退出のために会計に向かう。
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さらに深いのは、このシーンと、同意書に夏が水季の目の前でサインするするシーンをピックアップして重ねるようにしているところだ。何を感じよというのか、、、、。僕の場合、登場キャラたちのはやい、薄い、浅い、軽い、若い、暗いを見て、やきもきするね~。その後は、家族というか、それぞれの母とのぶつかり合い。比較・対照がうますぎる~。
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先ほど話題にした産科が同じの気づき、6話の産科のシーンにつながる。今後、ここ、この後の段落に書かれた事と伝言された産科の看護師が伏線となって、ドラマチックにエンディングに走っていくストーリーが見えてきた気がするのは僕だけか?海の命をつないだのは、実は過去の弥生の『ご意見ノート』に書いた反省文だったという事実。水季は父から渡された自身の母子手帳を見る前に、実は弥生ノートに影響されて、自分の気持ちに変化が生じ、生むことへの転換を決めた。次には、弥生・有村架純の演技ぷらす、脚本スタッフの秀逸な才の融合を〇〇kenにかからぬよう、80%くらいの再現率で書き出してみよう。
「妊娠9週で中絶しました。強い罪悪感に襲われています。彼の行動、母の言動に期待しながら、この罪悪感を他人のせいにしていて、そんな自分にまた落ち込みます。まるで自分が望んだように振舞っていただけで、実際は他人に全てを委ねていました。人に与えられたものを欲しかったものだと思い込むのが得意過ぎました。後悔とは少し違う、でももう同じ状況の人に同じ気持ちになってほしくありません。他人に優しくなりすぎず、物分かりの良い人間になりすぎず、ちょっとだけズルをしてでも自分で決めてください。どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います。」
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改めて、この文だけを読む、つまり、『海のはじまり』のストーリーから離して内容を突き詰めていくと、ただ、「自分で決めよ!そうしなければ後悔するよ。」って言ってるだけなのに。水季を含め、このドラマの視聴者は一体何に心を揺さぶられるのだろうか? きっと、真の心の強さとは、自身の魂の叫びをしっかりとらえ、それをもって、周りの声を上げる人々を説得するようにしなやかに動くことだからなのだろう。そして、上記色下線部のようにはできない、おのれの弱さを知り、その弱さをさらけだしながら、妊娠から堕胎へと悩み、もがき苦しみ抜いた上に大失敗してしまった経験者として、未経験者におのれを納得させることはちゃんとできるよって、優しくおしえてあげているからか?
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