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きゅーがめーら、こんにちは-。
生物多様性の宝庫と打って、ネット検索すると世界の例として、ボルネオ島(カリマンタン島)などの熱帯林がまずは出てきて~、スクロールしていくとー、日本では沖縄の北部があがってくるようです。そんなところに負けじと存在し、亜熱帯の奄美群島の中でも、特に生物の宝庫として誇れる島が、徳之島です。
観光ルートとして検索しても、まずは青い海と白い砂浜の組み合わせで、美しい眺望の海岸が喜念浜や畦プリンスやら与名間やら出てくるでしょうが、今回取り上げる、金見海岸もまた美しい砂浜とその眺めです。一般的に白い砂浜は花崗岩がもとになっているとされるよ。徳之島もその岩石分布を調べると花崗岩で構成されている部分もあることから、花崗岩の影響もあるとは思われますね。金見海岸もそうであろうが、基本はサンゴの死がいとか小さな貝殻片が入り交じった石灰岩質の影響が大きいために、その白さになっていると言えます。徳之島の中でも、金見の砂はより小さい粒状のものが入っていて、よく探せば、星砂も見つかりそうな雰囲気で、粒の一個一個が個性的です。
そして、今回の想い出は、我が子たちと見に行ったオカヤドカリについての話です。徳之島生活の長い先輩に聞いて、「夏のびっくり自然体験として、子どもたちには最高の思い出にできるはずだぞー。」と勧められたのだった。同時に、今度の大潮の時が狙い目かもともおしえられ、調べると約1週間後だった。そこで、事前に子どもたちにもそう告げておいたよ。そんな風で、たったの1回しか行かなかったのだけど、小学生だった子どもたちにどこまでの記憶になっていたのか、そういえば、その後、確かめたことはないね~。
オカヤドカリ≒丘ヤドカリ≒陸宿借と言っていいかも、、、、その名の通り、広く熱帯域に生息するヤドカリの仲間で、ヤドカリと言えば、海生、水中に生きる生物であるが、これに丘や陸が付くことからお分かりだろう、、、こやつは海岸近くの陸上で生活しているのです。画像のような巻き貝を使用して身を守っているお姿ですね。
そして、その「びっくり体験」と言えるくらいの様とは、「徳之島 オカヤドカリ 産卵」でググれば、ユーチューブとかの動画がすぐに数種ヒットするので是非見てみてくだされ。毎年、7月上旬頃の梅雨明けの時期になると、なんと数万匹ものオカヤドカリがその繁殖行動のために金見海岸にやってくるんだよ~。
まぁ、気象条件や時間帯で数も変わるとの話だったが、僕らが見に行った時もスゴかった。どんな数え方をしたら、数えきれるのだろうと正直思うくらいの数である!そのオカヤドカリたちが「好む」というか「望む」というか「臨む」波打ち際の岩場の密集度も凄いのです。が、その岩場に達するまでの、夜でも白いと明確にわかる砂浜にも「足の踏み場がない」という表現はまさにこの時のためにあるのでは?と思わせるくらいの、もう無数で、しかも大小のオカヤドカリがいるわけ。「いる」というよりは「動いている」いや、きっと「あの岩場を目指そうとしている」ヤツがあちこちに散らばっているという感じ。何回もビーチサンダルで踏みそうになって、自分がよろけそうになったのを覚えていますね。
その砂浜を子どもたちを連れて歩いてというか、オカヤドカリを避けながらの僕の後ろをたどるように子どもたちは付いてきて、最初の内は、「あっ!ここにも、あっちにもいる」が「いる、いる、いる~」になって、あとは指摘することに意味がなくなるくらいに散らばっている中をすり抜けてという感じで、たどり着いたのが、その岩場。なんだか圧倒されたというより、少々気持ち悪くて、しかも繁殖行動なので、なにかオカヤドカリの性(さが)を見せつけられた気がして、「ひゃぁ、すごい」しか言葉にできず、そんなに長居できなかったです。
気持ち悪いとは、密集したヤドカリ群の様子もだが、発している声?音?が「ギィ~ッ」とか「ギチギチ」とか「ギュウ~」とかが混在したような異様な音と波の音がずっと聞いていたくなるものでは決してなかったから。例えて無理矢理表現すれば、カブトムシのオスがメスと交尾するとき、メスを虐めるくらいに抱きしめながらムシの節々が発する音があるのだが、それを連想させるような音だったように思う(?)。なんだか、小学生の二人(我が子たち)に詳しく見せるべきものだろうか・・・・という疑問まで頭をよぎり、その場を立ち去ったような気がします。その後、「調べてみてごらん」とか、他の徳之島の生き物についての話をしたりとか、つなぎさえも、なぜかしなかったダメ父の僕であったね。