今週のお題「きれいにしたい場所」
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ストーリーのメイン、トジ師の仕事場で描かれる、あの世とこの世の境でもある廃墟に潜む危険な扉、扉の先のキレイな世界の描写がいい。この単純に「キレイ!」と視聴者に思わせる技が新海誠監督作品の醍醐味なのかもね。
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また、そこから反対に、この世に出てきて地震災害をもたらす、邪悪なミミズや、その暴れる様、それを封じるマジナイ的な力の描写が、アニメならではの迫力ある映像美として洗練されていて良い!
さらに、ストーリーとして、ミミズが地震のもと、日本列島の地下で歪みを溜めて貯めて爆発する力の源、プレートテクトニクスの中で生まれ、うごめく、人間を含めた、生物にとって邪悪なイメージの象徴として考えられているのが面白いと言えば、おもしろい。
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冒頭のシーン、すずめ(子ども時代)が息を切らす所、その息づかいがエロい。最初、それ系の音声かと一瞬ドキッとさせられた。大々的には紹介されてなかったが、調べてみると、三浦あかりという、子役らしい。2012.7.26生まれなので、まだ小学生だね。プロフ知って「すえおそろしい」と感じたのは僕だけかな。欲情してしまった自分が恥ずかしく感じる事の裏返しかもw
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地上波初ということで、テレビ局の配慮かな?冒頭のテロップ出たけど、テロップ「作中、地震描写および地震の警報音が流れる場面があります。警報音は実際のものとは異なりますが、あらかじめご注意ください。」、出しただけで済むのかなぁ…
正直、災害時の不安な気持ち、揺り起こされる。同時に災害発生時の共感疲労も、僕は思い出してしまった。一瞬にして、色んなモノ、ことを失ったという「虚しい」という言葉では言い表しきれないものまで、思い出した。犠牲になった命、それが、身内とかだともう、慰めの言葉も出て来はしない。大きな地震災害がわりと近い所でタイムラグ的に発生している昨今、このアニメ映画作品のテーマやバックグランドを知らずに、あるいは気づかずに見ちゃった、災害の被害者の心境はいったい、どんなものなんだろう?
もっとストレートに言うと、、、、、、
テレビでの放映、時期を考えないと、今回も台湾地震あったばかり。能登半島地震からまだ、3ヶ月経過したばかりなのに。
視点を変えて批判してみよう!マジメなテーマなのに、要石だった大臣?ダイジン?猫のおちゃらけ。ちまたでは、これまたカワイイとか、おもしろいとか高評価に好評価、それを知ってか知らずか、映画の後半も終わりに近い所で、左大臣?サダイジン?これまた別の猫の追加導入、みんながみんな、猫だとかわいいって感じるって思ったらダメだと思う(僕のように全く可愛さがわからないというタイプもいるはず)。加えて、何かの神様の化身とかってくだりもあったけど、どうなんだろう?SNSで話題になったおかげで、主人公たちが追跡可能になったというストーリーの繋がりが欲しかったのもある気がする。
イケメンの主人公の草介を追っかける、女子高生jkの恋愛ものにしては、チューもない。純愛的に扱いたいのか?作者の偏向を感じる。せめて、代理恋愛とか、恋愛見本的に、叔母のたまきさんが、かなり絡んでくるから、誰か、大学生と濃厚に絡んでほしかったな。
ここ、つまり男と女のところ!!がもっと、人生の明るく生き生きとしたものとして、描かれる必要があったと思う。なぜなら、扱うベースストーリーが重すぎるからだ。そう、ベースストーリーは、地震で亡くなった母を追い求めて、行方不明になりかけた、まだ全てを理解できなかったというか、受け入れ切れずに逃避行動に走っていたすずめが、自分の中のトラウマ的な真実に気づき、解消し、強くなる?ってことだと思うから。
もう一つおまけの批判ポイント。長い!ベースストーリーのたねあかしに至るまで、時間がかかりすぎている。別な見方だと、もったいぶっている。イマドキのわかものたちは、ばかもの、いやわかものすぎて、たねあかしまでに、あくびを何回してしまうのだろう?不要な部分は、主人公草介のルーツたどり、彼のじいちゃん、なんと、松本白鷗(はくおうの漢字が出て来な~い!)まで出演させての無駄つなぎとなってしまっていると感じた。さっさと、衝撃の地震・津波の現場である東北にたどり着くべきだったと思う。
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