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天候が影響しての、航空便の到着遅れはよくある事で仕方のないことでしょう。実際、子どもたちの小旅行のお迎えに参じた僕は、到着予定時刻20時10分に合わせて、19時45分に空港に自家用車で着いた。
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ネットの情報から、出発地の雷雨のための出発遅延で約1時間の到着遅れは知っていたが、空港に到着するとさらに4分、予定時刻が後ろになっていた。たった4分だけど、このさらなる遅れに田舎暮らしの僕なのに、ちょっとイラっときた。そのイラっと感を抑えることができるのは、久々に訪れた空港に入っているレストランでの食事の楽しみであった。これは、心理用語的には何という行動なんだろう?
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心理学の基本の復習というか、あのフロイトが整理したとされる適応規制の中から、あてはまるものをあたってみると、代償かな?雷という自然現象のためで仕方ない事とは言え、迎え待ち時間が1時間も増えた。ただのキリングタイム=暇つぶしの1時間だと意味のない空虚な時間だが、空港内のどこかの飲食店で、めしプラス飲み物をゆっくりと、仕事で疲れてエネルギー補給ランプが点いている身体に注入できるなら、なんだか余裕のある、何か疲労回復だけでない、有意義な時間になる気がしていた。
ところが、発着モニターで時間を再確認して、レストラン街に向かった僕を襲ったのは、予想外のストレス要因だった。時刻は19時50分。まずは洋食定番のあるアルファベット名のお店。入り口に出されていたのは、「本日の営業は終了いたしました」の男の腰の高さの縦ボード、そこをすり抜けるように、「あー食った、食った」という顔の中年男性が中から出てきた。
隣りの地元では有名老舗デパート系列のレストランに移動というか、2,3歩ステップを向けると、中から女性スタッフが出てきて、入口横にあった、本日のおすすめメニューの乗ったテーブルを片付けている。嫌な予感がし始めた僕は、1つ上のフロアにある、これまた地元では有名和食チェーン店へのエスカレーターを二段とびで駆け上がった。
すると、のれん前には、下の階のお店と同様の縦ボードが既に鎮座していた。その隣りに目をやると、店内の人影はレジでお金の勘定でもしてるのだろうか、ずっと下を向いて作業している女性スタッフしかなかった。もっと早い時間にラストオーダータイムを迎え、お客を送り出した様子だ。その隣りの店は照明が一段おちていて明らかに男女の店員が片付け中。その奥のお店は、入り口に何もなく、照明もあり、スタッフの姿も中に3人も見えたので、「もう、終わりですか?」とカウンターにいた男性スタッフに訊くと「終わりです」と両手でバッテン印を作って、申し訳なさそうな顔をした。
次から次へと、閉店間際に出くわして、まず思ったのは、僕のような来店ニーズを持った人間もまだまだ、この空港内にはいそうなのに、まさかの全店20時一斉閉店なの!?これは、何?働き方改革?それともすべてのテナントが、サービス精神のない、ダメダメ人間の集まりでしかないのだろうか。だって、先ほどの発着ボードを見ればわかるように、夕食とれずに飛行機に乗って、到着後に食事をとるかもしれない乗客がいる可能性も否定できないくらいのまだ8機も到着予定で、まだ2機もこれから出発予定なのに。僕が言いたいのは、働き方改革とか、サービス提供者への配慮はわかるが、空港利用者視点というか、空港ビルの管理者視点というか、発着の遅延がよくある飛行機ビジネスの現場であるだけに、全店20時一斉閉店はおかしいだろう!ってことだ。
しかも、見て考えてほしいのは、掲示・表示や場内アナウンスサービスだ。掲示には、何を食せるお店かという事はわかるように、英語、中国語での併記はあるくせに、肝心な営業時間の紹介・案内が欠けている。イライラ増しだ。
今時、ネットで調べたら告知してあると思いきや、検索しても、営業時間が20時半や20:40と出て、実際と違うのが、なんか癪に障る。さらにイライラ増し増しだし、大事なのは、オーダーストップの時間でしょ!!
「まぁまぁ、そんなに怒らなくても。」となだめる方は、きっと、お腹すいてるのであれば、コンビニで買えるものとか、土産品店で食せるものを購入して、待合スペースで食べればいいのでは?とおっしゃるかもしれない。そこには、まさにコンビニエンスの意味合いの便利さ・都合の良さはあっても、レストランの語源である、回復させる・元気にさせる所というものはない。いや、そもそも、一斉同時閉店にサービス精神とか思いやり、おもてなし、配慮のかけらも感じられない。空港ターミナルビルの理念の『快適な空の旅を支える』が軽々しく感じる。
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