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以下の『 』で囲まれた内容が昨年の8月6日に感じて作文した内容である。昨年から1年の時を刻んで、戦後78年となった2023年も、被爆国日本における平和運動の推進状況から見ても、地球規模で戦争と平和の現状を眺めてみても、大きな進展はないまま、いやむしろ、風化が進み、後退していると判定してもよいくらいなのかもしれない。
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正直、今年は岸田さんの広島サミットにおける、うわべだけの平和希求に、広島の人達は幻滅したのだろう。ただ、平和祈念式典だけを昨年の2022年のものと比較しただけでわかるのは、全てにおいて、昨年の内容が上回るというか優れていたと言ってよいことだ。松井市長のあいさつにしても、「核抑止は破綻してる!」と世界の政治リーダーに呼びかけたところで、何になる?昨年のように、ロシア文化を上げつつ、愚かな選択をしているプーチンを糾弾するメッセージの方が効力があったように感じる。それとも、ロシアだけを責めても、核抑止で他国や世界をコントロールしようとしている、核保有国すべてを口撃対象にしないといけないと悟ったとでも言いたいのか?
「はだしのゲン」の学校での扱いも限定的になってきているらしい。限られた時間の中で、衝撃的事実など含蓄が多すぎる資料を現場の教師が教え切れないというのが教育現場の真実らしい。真実を伝えるという大事なことは、時間をかけてでも行うべきだと思うのだが、、、、、。僕には単純に昔のよいものが、若い世代の意識の変化によって、その存在感を失われている一例にしか見えない。まぁ、広島生まれの作品が、本場広島の平和教育の前線から消えていくわけだから、かなり難しい何らかの課題が横たわっているのだろう。ちなみに、式典中の小学生の宣言文も昨年の2022年のもののほうが、か~な~り、出来が良かったと思う。だから、あえて昨年の記録を再度、掲載したい。
『戦争体験・記憶の風化が最も危惧されるべきと言うけれども,もうどうしようもない世の中の流れになってしまっている。原爆や被爆者がHIROSHIMAとNAGASAKIとイコールで結ばれるくらい,一方では平和運動の実績は積み重ねられてきてはいるのだろうが,もう一方ではどうなのだろう?TVっ子の僕だから,TV局の8月6日8時15分の対応だけで比較してみれば一目瞭然,黙祷ができるように放送していたのはNHKのみ。現場中継や平和関係の番組を扱っていたのは他に2社。その他のチャンネルはいつも通りの扱い,まぁ,日本国民一丸となりすぎても,そこに自由がなくなるとの反発もあるだろうから,これ以上は言わないが,安倍さん銃撃事件の方が国民の関心が高いわけだ。
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こんな残念な国,日本において,僕が今日一番として取り上げたいのは,広島で行われた平和記念式典中の広島市立小学校に通う小学6年生の2人が行った「平和への誓い」の中でのこの文言の心への染み渡り度である。
「自分が優位に立ち,自分の考えを押し通すこと,それは,強さとは言えません。本当の強さとは,違いを認め,相手を受け入れること,思いやりの心をもち,相手を理解しようとすることです。本当の強さをもてば,戦争は起こらないはずです。」
とてもわかりやすい,平和への道しるべにもなりそうなこの3文。もっと,マズゴミの方々に取り上げてほしいものである。この小学生による誓いの前に行われた松井一實市長の平和宣言からの文脈でとらえると,これは全世界に向けたメッセージであると同時に,愚か者で弱き者のプーチンさん,よーく聴きなさい!と暗に言っているも同然のメッセージなのである。国連事務総長も来場しておきながら,一体,何を聴き取ったんでしょうかねー?
松井市長の平和宣言もよかったですわ。宣言文の中に堂々と,ロシアのウクライナ侵攻により,罪のない市民の命と日常が奪われているとか,ロシアの文豪トルストイの名言を引用しての明らかな抗議声明文を入れていた!「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ,自分の幸福もあるのだ。」と。
広島ゆかりの岸田総理はいろいろと立場もあるのでしょう,被爆者救済実績を強調しているだけで,他は現状維持のメッセージ性の低い読み上げ文にしか聞こえず,広島の地元の方々はどうとらえたのだろうかと,僕が岸田さんの今後の評判が心配になるくらいの中身だったね。
今日,8月6日は77年前に,世界で初めて原子爆弾という無差別大量破壊・虐殺兵器が戦争の場で広島に使われてしまった日であるから,平和について真剣に考えないといけない期日である。小学6年生による平和の誓いが一番よくできていました。
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/education/16190.html 参照
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220806/k10013756591000.html 参考』
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