最初に「アレ」について知ったのは、2023年ペナントレースにおいて、阪神タイガースに優勝マジック点灯の頃であっただろうか。岡田彰布監督が、その優勝監督の経験から、優勝への精神的なプレッシャーに選手たちが負けないよう、なるべく敢えてボヤっと表現することで、緊張感をほぐし、選手の力を十分に発揮させるために使ったというか、そんな狙いの言葉であることを知った。
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次に、「アレ」を認識したのは、優勝への盛り上がりや期待の高まりに乗じて、ものすごく、この「アレ」が世間でウケているという事実からである。その人気の理由としては岡田監督の人柄を表した口ぐせも影響しているし、関西人としてのギャグのセンスというか、そういった諸々のものを含みながら、岡田監督をはじめ、たくさんの日本人が日常会話の中でよく使用しているという一般性と関係深いと知った時である。
最もよく表れているのは、岡田監督夫人の証言だろうか。「夫は何でも、アレと言います。内輪の暗号みたいなものと思っていたのですが、、、、とにかく言葉数が少ない人なんです。」と。そうそう、家庭での会話、自分や自分以外でも、「アレよ、アレ、アレとってよ。」とかモノの名称が出てこなかったりするけども、大抵の場合、周囲の誰かがおしえてくれたり、アレがアレのまんまで会話や行動が成立していくこと、多いですよね。そう、日常にありふれている!ことが、アレのすごさなのかもと感じている。
そして、最後に2023年の11月下旬かな?流行語大賞の候補として挙がっていることをラジオニュースでちょっとした解説付きで知った時に、「アレ」って、ただの「あれ」や「アレ」を含みながらも、かなり超越したというか、卓越したすばらしい理念を持つ言葉なんだという事を知った。それは、岡田監督の発した「アレ」に始まりながらも、阪神球団のスローガンで、正式には「アレ(A.R.E)」とカッコ付きのアルファベット表記を付与するものだということである。聞いた瞬間、カッコイイ!!と思った。
ご存知の方も多いだろうが、敢えて書きますね~。2022年末に作られたそのスローガンは、アレ、アレと言いながら、エー・アール・イーと読ませて、Aim(目標)Respect(敬う気持ち)Empower(パワーアップ)の頭文字を表現しているとのことだ。ある野球記者に言わせると、「アレ」には、2023年の優勝前の3~4年の阪神の状況も関係してた!とのことだ。つまり、2位や3位というAクラスで終わってしまっていた立ち位置、もう少しで何かにたどりつくという意味が加味されているはずという意見だ。そこまでの認識が、監督や球団側にあったのならスゴすぎる~!
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優勝後はもう、次の連続優勝に向けて、進化した「アレ」ができあがっているのがさらにスゴすぎる~。2024年は「A.R.E Goes on」だって~ゴーズ オーン(引き継ぎ・継続)なんだが、また、阪神関西らしく、on=オーン=「おーん」がこれまた岡田監督の口ぐせらしいね、飽きさせないアイディアの湧出が連覇させるかもね。
さぁ、1年の計は元旦にありだが、阪神タイガースの「アレ(A.R.E)」に学ぶなら、①ギャグセンスを忘れずに!②英語でカッコよく!③多くの人の共感を呼べ!④現状から先を見通せ! このくらいは意識しつつ、自分なりのものを考えてみたいわ。
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