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あぁ青春の日々0.9 育児日記まとめ

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 育児日記からいろいろと語ってきた。自分の中に残る記憶とまではいかない断片的なシーンと母の筆による記録、これらと日記の内容や枠組みとのコラボレーション、想定よりも深く語ることができたような気がする。

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 なので、そろそろ、今回の育児日記でとりあえず締めて、次の青春時代に進もうと思う。締め前の振り返り?まとめ?だが、箇条書きにしてみた。

 育児日記と称しながら、育児をする母親に理想型を提示し、啓蒙し、誘うように、児童憲章やら、時の幼児教育の精神を語ったようなコラムが入っていて、ママ教育本の性格も有している。

 子育ての中の苦しみももちろん、記されるべきなのだろうが、なぜか、感動や感激を記すように方向付けられている感がある。そして、その記録こそが宝物の一つになるという揺るぎない信念の存在。その信念を支える、時間が経過してからの読者(2人目を育てる母、成長した日記の対象の子)を想定しているかのよう。

 欄外にありながら、決して軽んじることができない、発達段階的目安事や注意書きこれを意識した母親の記録や、母親の自発的な育児についての学びが進むよう、目論まれた、目に見えない狙い。これが育児日記のスゴい所であり、同時に、あまりに母親を追い込んでしまう素にもなっていそうな事である。

 やはり、子育て世代とかって言葉もあるように、子供を中心に生活や人生が回っている、あるいは回らざるを得ない状況がある。ちょっと視点を変えると、子に親が集中とまでいかなくとも、注力しないといけない時期はあるはずだ。育児日記は特に、我が子に集中し、寄り添い、我が子をしっかり観察しなさいと暗に示していると言えよう。我が子と関わるには、もちろんその時間を確保することも大事。そして、何よりも我が子を知ろうとすることが一番大事なことなんだと、自分の育児日記を読んでいてそう思った。

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 僕は親としては反省しきりだ。この反省をどう生かすべきか。まずできることは、奥さんのつけた育児日記とか育児の記録を早く、我が子どもに見せることだろう。記録が育児日記として残っていることに期待したい。僕の育児日記との比較もできるだろうし、また感じる幅が大きくなりそうだからだ。

 さぁ、育児日記シリーズのまとめに、僕が選んだのは2才10か月のページである。まずは絵本について。小さい頃から絵本になじませてくれた親には感謝だが、絵本教育そのまま読書好きになる的発言を聞いたことがあるが、それはちょっと論の飛躍があるように思う。ちなみに、絵本をたくさん読んでくれた母は、それを狙っていたときいている。しかしながら、僕は図鑑は大好きだったが、読書好きにはならなかった。まぁ、ここで長々と自論は展開しないが、頭の回転の良い方は察してくれたまえ。

 

 読んでくれていた絵本、一寸法師にはちょっと複雑な思いがある。小さい者が大きい輩をやっつけることの通快さを今でも何か自分の中で大事に思っている。そうゆう世の中の例を見ると、隣人より熱狂してしまっている自分がいるように思う。もしや小さい頃に刷り込まれた一寸法師の影響かもしれない。加えて、僕は僕の年代の平均的身長や体重だが、大きい方ではない。一寸法師を絵本の中とはいえ、高く評する中で、どこかで、小さくてもいい。小さくても大きいやつを倒せる快感が大きいから、それでもいい的な考えが僕の根底に生じてしまった可能性は否定できない。極言すると、僕の体格が遺伝要素を超えて、意識レベルの何らかの働きにより、平均並みに落ち着いてしまった!?可能性!?もっと言うと、自分は一寸法師のように小さくても大丈夫という気持ちが大きくはならなくなった要因の1つという事を否定しづらい感覚がある。飽くまでも僕の勝手な主観である。

 

 次に「痛がっていた虫歯が・・・」のくだり。これをうがった目でいくと、頬が腫れるまでむし歯を放置していたのか!?うちの親は~!とも取れる。事情は分からない、今の時代とは違うから通院に難があったかもしれない。が、おかげで僕は我慢強い人間になったのかもしれない。特に歯痛や歯の治療に関しては(笑

 

 もう一つ、歯科医で、お医者さんの話に従ったこと。世の中には、医者からのアドバイスを全く信じずに、自分の身体だから自己流で何もかも考える人もいるが、僕はセカンドオピニオンは求めても、専門の医者の言う事には素直だ。僕の医者への素直な姿勢はまさに「三つ子の魂百まで」の賜物なのかもしれない。

 

 同時に歯科医での色々な細かい機械に興味を示した点。これも今も変わらないが、よくよく考えてみると、機械には小さい頃から興味があったのかもしれない。もっと早く育児日記の振り返りで、この自分の興味の方向性に気づいていれば、進路も幅広くとれたかもしれない。文系か、理数系か、機械・工業系かなどの枠組みでなく、ものづくりへのアンテナを磨く視点を持つことができたのかもしれない。

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