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前回シリーズの記事で、鹿児島のざぼんラーメンの味と経営を引き継ぐことになった熊本の味千ラーメンをそのうち宣伝しますよ～って宣言した。続編ということでもないが、２０２４年６月７日に、味千ラーメンを展開する重光産業さんが、ざぼんラーメングループの株式のすべてを取得して子会社化した。ざぼんの味や店の名前をそのままに引き継いでくれるという、統合側の味千ラーメン重光産業さんの方針が、ざぼんラーメンを昔から愛する鹿児島の民などにとってはありがたい話なのである。
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実は、これから宣伝する味千ラーメンさんの情報は、２０２３年１０月末段階のものである。来店時刻は、１６時を回っている変な時間帯であった。にもかかわらず、まずは休憩時間とかを設けずに営業してる姿勢に感心した僕だった。お客は僕の他に、高齢ご夫婦が奥の方で食後の時間をゆっくりと過ごしている感じだった。なので、お店の業務としては余裕があったのだろう、僕に応対した店長らしい人物は、明るく感じの良い30代とおぼしき男性だったが、僕の質問にも丁寧に回答してくれ、ますます好感度アップした。まぁ、この接客姿勢があるからこそ、お店がうまく回っているんだろうなぁと察せられた。
そして、麺の硬さが選べるのが、ラーメンを食べる人のニーズに細かく対応している１つの証拠だと思ったね。これは、メニューブックの大きさのPOP表で、各客席に丁寧に示されている。基本分類は「かため・ふつう・やわめ」なんだが、お店によってというか、お客様からの要望に応えて、なんと、「針金・バリかた・ややかた（＝少しカタ）・ふつう・やややわめ・やわめ」の６段階にまでしているお店もあるらしい。
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さらに、宇土市は松原東近くでは、上記の６段階の間をとった要望があるので、お客さんの個々の希望に合わせて細かく対応中とのことで、びっくりさせられる。僕の「大変ですよね～」の問いかけに、その店長さんは、「結局はゆで時間の違いだから、秒刻みで時間管理すればできることなんですよ。」と答える。九州人が硬めを好むので、自然に6段階以上になってるところもあるとのこと。別な店でも三段階はあるようなので、鹿児島のラーメン屋はそんな話を聞かないので、お店なのか、お客なのか、なんだかなぁって感じだね（笑。
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僕のちょっとした質問に、数倍の量の回答を含む、店長トークが返ってきたが、今一つ理解できなかった話がこれだ。「うちのラーメン自体が、塩とんこつなので、本来は普通のやわらかさのものがフィットするはずなんですけどね～。」調理する人じゃないと分からない気がする内容だが、店長の味へのこだわりが感じられるというか、こだわりが深すぎて、それをまたお客に伝えたくて話が止まらないってところにラーメン愛を感じずにはいられなかったぁ～。
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